2025.07.04
クエン酸を飲む効果とは?
疲労回復や美容への働きと正しい飲み方を解説!

毎日なんだか疲れが取れない、もっと元気に活動したい、そんな悩みを抱えていませんか。テレビや雑誌で「クエン酸」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。クエン酸は、私たちの健康や美容に役立つ様々な効果が期待されている成分です。
この記事では、クエン酸を飲むことでどのような効果があるのか、そしてその効果を最大限に引き出すための正しい飲み方や注意点について、分かりやすく解説していきます。クエン酸を上手に取り入れて、すっきりとした毎日を目指しましょう。
クエン酸とは?私たちの体にとってどんな成分?
クエン酸と聞くと、レモンのような酸っぱいものをイメージする方が多いのではないでしょうか。実際にクエン酸は、私たちの身近な食品に含まれており、体内でも重要な働きを担っている成分です。ここでは、クエン酸の基本的な情報について見ていきましょう。
レモンや梅干しでおなじみの「酸っぱい」成分
クエン酸は、レモン、みかん、グレープフルーツといった柑橘類や、梅干し、お酢などに多く含まれている有機酸の一種です。これらの食品が持つ特有の酸味は、主にクエン酸によるものです。食品添加物としても利用され、酸味料やpH調整剤として加工食品や飲料にも使われています。このように、クエン酸は私たちの食生活において非常に身近な存在と言えるでしょう。
食品の 種類 |
クエン酸を多く含む代表的な食品例 |
柑橘類 | レモン、ライム、みかん、グレープフルーツ |
その他 果物 |
いちご、キウイフルーツ、パイナップル |
その他 加工品 |
梅干し、食酢、黒酢 |
体内でエネルギーを生み出す重要な役割
《クエン酸回路の活性化》:クエン酸は、私たちの体内でエネルギーを作り出す「クエン酸回路(TCA回路とも呼ばれる)」という代謝経路において、中心的な役割を果たしています。 私たちが食事から摂取した糖質、脂質、タンパク質は、体内で分解されてエネルギーに変換されますが、クエン酸回路はこのエネルギー産生の最終段階を担う重要な仕組みです。クエン酸は、この回路の働きをスムーズにし、効率的なエネルギー産生をサポートしています。この働きにより、私たちは日々の活動に必要なエネルギーを得ることができるのです。
クエン酸を飲むことで期待できる嬉しい効果
クエン酸を摂取することによって、私たちの体には様々な良い影響が期待できます。疲労回復から美容サポートまで、クエン酸が持つ多岐にわたる効果について詳しく見ていきましょう。

疲労回復をサポートし毎日を元気に
クエン酸の最もよく知られている効果の一つが、疲労回復のサポートです。規則正しい食生活にクエン酸を含む食品を取り入れることで、エネルギー代謝がスムーズに行われ、日々の疲労感軽減をサポートできます。特に、疲れを感じやすい現代人にとって、自然由来のクエン酸による疲労対策は、安全性が高く継続しやすい健康習慣として注目されています。(*1)
ミネラルの吸収を高め体の調子を整える
クエン酸には、「キレート作用」と呼ばれる働きがあります。これは、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛といったミネラルを包み込み、水に溶けやすくして体内に吸収されやすい形に変える作用のことです。 ミネラルは健康維持に不可欠な栄養素ですが、種類によっては吸収されにくいものもあります。クエン酸を一緒に摂取することで、これらのミネラルの吸収率が高まり、体の調子を整えるのに役立ちます。(*2)
血流を促し健やかな体づくりを応援
クエン酸には、血液の流れをスムーズにする効果も期待されています。 血液がサラサラになることで、体全体の血行が促進され、栄養素や酸素が細胞の隅々まで行き渡りやすくなります。これにより、冷え性の改善や新陳代謝の活性化、さらには生活習慣病の予防にも繋がる可能性があります。健やかな体づくりをサポートする働きと言えるでしょう。(*3)
クエン酸の正しい飲み方と適切な摂取量
クエン酸の効果を実感するためには、適切な量を正しい方法で摂取することが大切です。ここでは、クエン酸の摂取目安や効果的なタイミング、おすすめの飲み方について解説します。(*4)
1日の摂取目安はどれくらい?
クエン酸の1日の摂取目安量については、明確な基準が定められているわけではありません。食品安全委員会は許容一日摂取量(ADI)を設定しておらず、「制限なし」としています。食品から摂取する場合は、レモン1個に約4gのクエン酸が含まれていると言われています。 サプリメントや粉末のクエン酸を利用する場合は、製品に記載されている推奨量を守るようにしましょう。
おすすめの飲み方と簡単レシピ
クエン酸は酸味が強いため、そのまま摂取するのは難しい場合があります。水や炭酸水に溶かして飲むのが基本的な方法ですが、酸味を和らげる工夫をするとより飲みやすくなります。
例えば、水250mlに対して小さじ半分~1杯(約2~5g)程度のクエン酸粉末を溶かし、はちみつやオリゴ糖、メープルシロップなどで甘みを加えると、美味しくいただけます。スポーツドリンクに少量混ぜるのもよいでしょう。▼ 簡単クエン酸ドリンクレシピ
材料: ・クエン酸(食用粉末)小さじ1/2
・はちみつ大さじ1
・水または炭酸水200ml
・お好みでレモンスライス作り方: グラスにクエン酸とはちみつを入れ、少量の水でよく溶かします。
残りの水または炭酸水を注ぎ、よくかき混ぜて完成です。継続するためのコツとポイント
クエン酸の効果を実感するためには、毎日継続して摂取することが大切です。飽きずに続けるためには、以下のようなポイントを意識してみましょう。
・手軽な製品を選ぶ: 個包装のスティックタイプや、ドリンクとして販売されている製品を利用するのが手軽です。
・味に変化をつける: 麦茶やフルーツジュースで割ったりするなど、日によって味を変えてみましょう。
・生活習慣に組み込む: 朝食時や運動後など、決まったタイミングで飲むようにすると習慣化しやすくなります。
・料理に活用する: ドレッシングや酢の物など、料理にクエン酸を少量加えるのも一つの方法です。
クエン酸を飲む際の注意点と副作用
クエン酸は基本的に安全な成分とされていますが、摂取方法や量によっては注意が必要な点もあります。安心してクエン酸を活用するために、副作用や気をつけるべきポイントを理解しておきましょう。(*5)
過剰摂取による胃腸への影響
クエン酸は酸性が強いため、一度に大量に摂取したり、空腹時に濃度の高いものを飲んだりすると、胃壁を刺激して胃痛や胸やけ、下痢などの消化器症状を引き起こすことがあります。 特に胃腸が弱い方は注意が必要です。必ず適量を守り、薄めて飲むか、食後に摂取するようにしましょう。
歯への影響は?酸蝕歯に気をつけて
クエン酸などの酸性の強い飲食物を頻繁に摂取すると、歯の表面のエナメル質が溶け出してしまう「酸蝕歯(さんしょくし)」のリスクが高まります。
酸蝕歯になると、歯がしみやすくなったり、歯の先端が薄くなったりすることがあります。
対策としては
・重曹など他の成分を配合し酸性を緩和させる。
・唾液量の多い食後や軽い運動後に摂取。
・飲んだ後は水で口をよくすすぐ。
・ストローを使って飲む。
といった方法が有効です。知っておきたいその他の注意点
クエン酸は体内で代謝されるため、重篤な副作用の報告はほとんどありませんが、腎臓に疾患のある方は、カリウムの排出に影響が出る場合があるため、摂取前に医師に相談することが推奨されます。また、特定の医薬品との相互作用も考えられるため、常用している薬がある場合も医師や薬剤師に確認しましょう。市販のクエン酸製品を使用する際は、必ず「食用」と記載のあるものを選んでください。
まとめ
クエン酸は、疲労回復のサポートやミネラルの吸収促進、血流改善など、私たちの健康や美容に役立つ様々な効果が期待できる成分です。正しい飲み方と適切な量を守り、日々の生活に上手に取り入れることで、より元気に、そして快適な毎日を送るための一助となるでしょう。この記事を参考に、あなたもクエン酸パワーを体感してみませんか。
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▼引用元
(*1)機能性表示食品検索「クエン酸」
(*2)サッポロホールディングス株式会社 研究開発(外部リンク)
(*3)「クエン酸もしくはレモン果汁摂取による運動後の血中乳酸消去の促進」下村吉治(外部リンク)
(*4)食品安全委員会(外部リンク)
(*5)食品安全委員会(外部リンク)